図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

上尾市立原市公民館図書室(埼玉県)

近くに来たついでに、上尾市の小さな図書館を訪問。
公民館図書室ということで、小さいと予想してきたのですが、着いてみると公民館はなかなか立派。

その中の一室が図書室。
受付は公民館と共用になっています。
ほほ正方形の図書室は、大雑把に言うと手前が低い棚の児童書、奥が高い棚の一般書。
天井は中央がかなり高くなった、トンガリ屋根。

図書室外観

原市と言えば、お笑いコンピ「ハライチ」の出身地。
澤部の方は本を書いたと聞いたことはありませんが、
岩井勇気の方はなかなか面白いエッセイを書いていて、高い評価を得ています。
どこかに彼等が特集されているかなと思って室内を見回りますが、特に見当たらず。
エッセイコーナーに著書があるかなと思って見るも、やはり見当たらず。
小さな郷土資料コーナーにあるのはほぼ行政資料ばかりで、やはりありません。
端末で検索してみると、しっかり所蔵しているようで、岩井氏の著書2冊、芸能コーナーに分類、配置されていました。
特別扱いは一切無しですが、この小さな図書室でしっかり2冊置いているというのは、やはり地元の有名人を意識はしているのでしょう。
前後にはいかりや長介北野武などの本がありますが、
エッセイコーナーにも黒柳徹子太田光唐沢寿明など芸能人の著書が多数あるので、分類基準は不明確。

私がよくチェックするコンピュータ、旅行関係の本は、いずれも寂しめ。
雑誌は十数誌と、こちらも少なめ。
新聞は無いのかと思ったら、目立たぬ所に朝日だけありました。
文庫本は千冊程度と、そこそこあります。

創設は1988年、蔵書数は約2万冊とのこと。

ロビーには、周辺の社寺や遺跡を紹介するコーナーがありました。
田山花袋が散歩コースとして原市に言及していた、とも紹介されています。

外にも近くの遺跡を紹介する看板があり、深い歴史ある町のよう。

周りは住宅地で、目の前は小学校、反対側には中学校と、学校に挟まれています。

左が小学校、右が公民館

ハライチの二人の母校かなと思って調べてみたら、案の定そうでした。
岩井氏は、ほとんど本は読まないとエッセイに書いていたので、ここに来たことは無いかもしれませんが。

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