図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

まちの図書室(千葉県 一宮町)

内房木更津から、房総半島を横断し、外房の一宮に来ました。
17時15分まで開いている図書館、正確には図書室があるようなので、まずはそこを目指します。
カーナビに導かれて、閉館30分ほど前に到着。しかし図書館らしき物は見当たらず。
通り過ぎてしまい、ぐるっと回って再び戻ってくると、そこにあるのは商工会館
この中?と車を停めて二階に上がってみますが、やはりそのような気配はありません。
スマホで調べなおすと、図書館はこことは別の場所にある模様。
少し時間があるので、徒歩数分の所にある、玉前神社にお参りしました。

上総國の一之宮ということで、なかなか立派でした。

図書館は、町役場の近く、公民館の中にあるようです。
車を出し、17時数分過ぎに到着。
一応まだ開いているはず。入ろうとすると、、窓に「本日は終了しました」の文字が。

よくよくwebの案内を読むと、入館は17時までとのこと。
仕方ない。朝は8時30分から開いているようなので、翌朝にリベンジすることにします。

一宮町は、東京オリンピックのサーフィン会場にもなったという、サーフィンの聖地。
海岸に行くと、雨の夕刻にも関わらず、波に乗っているサーファーがいっぱいいました。小さすぎて写真には写っていませんが。。

海岸近くには、アメリカンな雰囲気の店もちらほら建っています。

この町の民宿で一泊し、翌朝は町の桜の名所めぐり。
まずは、洞庭湖。中国風の名前の人造湖です。

続いて、城山公園。駐車場の脇にはトンネルが。その先は小学校でした。

高台にあるので、町が、その先の太平洋が一望できます。

8時半を過ぎたので、前日に入りそびれた図書館へ。

昨日は、外から繋がっている職員出入口から入りそうになりましたが、正式な入口は公民館の中でした。スリッパに履き替えます。
廊下にはサーフボードが。

奥の扉から、図書室に入ります。
カウンターのある手前の部屋は児童書、奥の部屋が一般書のようです。
奥の部屋に入ります。
中央の棚が文芸書、周りが実用書その他。
文庫本が千冊ほど。その内7割が時代小説といったところ。

サザエさん」の単行本、全68巻が並んでいるのが目を引きました。
DVD、CDもありますが、合わせて200枚足らず。

郷土史コーナーもありました。
施設全体が小さい割には充実しており、千葉、房総、若い頃一宮に滞在したという芥川龍之介などの本がそこそこ揃っています。

コンピュータの本はほぼ無し。
旅行書も「るるぶ」「ブラタモリ」くらい。そんな中、「旅の指さし会話帳」が少し揃っています。

「受賞作品、話題になった本」「追悼 大江健三郎」なるコーナーも設けられていました。

外の部屋に戻ると、千葉のガイドブックはここにありました。
カウンター脇には新着図書コーナーが、
次の朝ドラのモデルである牧野富太郎、植物学、博物学の特集コーナーもありました。

蔵書数は約1万冊。
2014年に今の場所に移転、それ以前は商工会館にあったそうで、カーナビの情報はどうやら9年前のものだったようです。
googleで検索すると、商工会館3階にある、という2008年の情報が未だに出てくるので要注意。
現在は休みは月に1日程度で朝早くから営業、小さいながら頑張っている印象の図書室でした。

まちの図書室 | 一宮町役場