多摩方面へ、図書館巡りの小旅行に出かけました。
一日雨だった前日とは打って変わって、この日は朝から好天。
しかし午後は雷雨の予報も出ていたので、車にするかバイクにするか迷いましたが、旅気分に浸りたく思い切ってバイクを選択。
埼玉の家を出て約一時間、やって来たのは調布飛行場。
定期便は伊豆諸島行きが出るだけの、小さな空港。
二階は見学ロビーになっていました。
近くに飛行機を眺められるカフェがあるのはずなのですが、アクセス路らしき道は空港関係者専用。
車の場合は有料の駐車場に停めて歩いて行くのかもしれませんが、バイクの場合はどうすれば良いか分からず、泣く泣くパス。
調布市の、近くの図書館に行ってみます。
目指したのは、富士見分館。
住宅地の中にあるようで、かなり分かりにくい場所。スマホを頼りに来てみると、そこにあるのは保育園のみ。
図書館はどこ?と思ったら、保育園の二階にありました。
駐車場はありませんが、バイクは何とか停められました。
分館という名前とこのロケーションから、少々甘く見ていましたが、階段を上って入ってみると、思いの外ちゃんとした図書館でした。
小ぢんまりとしていますが、本はぎっしりと詰まっていて、利用者もそこそこ多め。
入ってすぐの所には、病院の待合室のような雑誌コーナーがありました。60誌ほどあります。
特集コーナーもあり、この時のテーマは「話のコツ」。
新しく入った本のコーナーを挟んで、パソコンの本がありました。割に新しめの本が多いですが、所謂マニュアル本が大半。
郷土資料として、東京・多摩の本のコーナーがありました。
飛行場の本は見当たらないな、と思ったら、「多摩地区の軍事化と調布飛行場の歴史」なる自費出版風の薄い本がありました。
この空港、戦前に造られたようで、「調布今昔写真集」には、戦時中の飛行場の写真がありました。
もっともこの本、昭和49年の刊。既に「今」の写真も「昔」と化していますが。
その隣は漫画コーナー。「三国志」「美味しんぼ」など、文庫サイズのものがほとんど。
文庫本は充実しており、棚一列両面で四千冊くらいはあります。
カウンター脇にCDが少しありますが、音楽CDではなく、語学書などの付録を別置している模様。
蔵書能力は3.3万冊とのこと。蔵書数とイコールなのかは良く分かりませんが、恐らく同じくらいでしょう。
開館は1974年。と言うことは、「調布今昔写真集」と同い年。来年で半世紀という、なかなかの歴史があります。
向かいの公園には、藤の花が綺麗に咲いています。
つい先日まで桜を愛でていたと思ったら、いつの間にか季節は移ろっていました。