図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

市川三郷町立図書館(山梨県)

この日は、山梨の親戚の家を朝出て、車で一気に奈良に向かいます。
泊めてもらったのは甲府盆地の東の端、ぶどう栽培で名高い勝沼
盆地を横断してから、高速道路に乗りますが、その前に図書館に立ち寄り。

ぶどうの丘から

訪れたのは、甲府盆地の西の端の市川三郷町。まだ新しそうな生涯学習センターの中にあるようです。

市川三郷町生涯学習センター

図書館はワンフロアですが、なかなかの広さ。白基調で明るく綺麗。

図書館入口

大きな窓には、サンシェードが提げられています。これも白。
入口付近は児童書。その先に広々した空間が広がっています。

カウンターの横にあるDVD・CDは、それぞれ数百枚程度。
文庫本も千冊くらいと少なめ。
よく見ると、佐伯泰英だけはカウンターに別置きとのこと。多くの図書館で特別扱いを受ける大人気ぶりです。

百誌ほどの雑誌コーナーのソファには、トトロや戦隊モノのぬいぐるみが置かれていました。
最近あまり見かけなくなった、ソーシャルディスタンス対策です。

地域資料は少し奥まった所にあり、三方の壁に分野別の資料がずらり。
武田氏に関する本や俳句、短歌の本が多め。
市川三郷町ゆかりの方々というコーナーには、作家の石原文雄、画家ののむら清六など、多くの人物が関連本と共に紹介されていました。
のむら氏は、俳誌「雲母」の表紙を描いたそうで、その雑誌が展示されていました。
鍵のかかったガラスケースには「市川大門村家並絵図」など、貴重そうな資料も。

コミックも少量ながら置いています。「ブッダ」「はだしのゲン」などの定番ものの他、あまり見慣れないエッセイ漫画も。
コンピュータの本は、総記の所に情報科学の本が少しと、PC・スマホコーナーも別にありました。

蔵書数は約7万冊。
2005年に3つの町が合併して出来たという市川三郷町。ここは旧市川大門町に当たるようで、市川大門駅からも数百mの近さ。
2020年に出来たばかりという、まだピカピカの図書館でした。

図書館前の道

その後は、六郷ICから中部横断自動車道に。
まだ新しいこの道路、なぜか一部は無料開放されています。

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