図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

日野町立図書館(滋賀県)

台風一過のこの日は、福井から一気に高野山へ。
福井では小雨がパラついていましたが、滋賀県に入ると青空。
京都や大阪の混雑を避け、八日市名神高速を降り、伊賀に向かうというマニアックなルートを選択しました。

途中、蒲生郡の日野町で休憩。図書館に寄ります。
三角屋根に、レンガの壁という、洒落たデザイン。

中に入ると、三角の天井は高く、内壁にもレンガ。飾りではなく、本物のようです。

壁沿いに歩いていると、外国語で書かれた本のコーナーがありました。
Penguin社のペーパーバックが多いですが、ベトナム語ポルトガル語の本もありました。

郷土資料は、なかなか充実しています。
甲賀三郎は乱歩と同時代に活躍した推理作家。ここ日野の出身のようです。
他には近江商人蒲生氏郷キリシタンなどの本が。何の縁か分かりませんが、竹中半兵衛の本も何冊か。

外に張り出した、小部屋のようなスペースもあります。
一つは美術書、一つは映画・音楽・スポーツなどの本が置いてありました。

窓際の雑誌コーナーには、S字を2つに割ったような、お洒落なソファが。
児童書エリアには、絨毯敷きの読み聞かせの部屋もあります。

カウンターの裏には、視聴覚コーナーが。
バックヤードのようですが、入って良いようです。
CD、DVDに、VHSも少し。広い空間で、棚にも余裕があります。
映画はなかなか豊富。
CDの見出し板には、アーティスト名が書かれています。
乃木坂46、水樹奈々Little Glee Monsterなど、図書館にしては珍しく、新しめの人の名が見受けられます。
海外の方もアリアナ・グランデテイラー・スウィフトなど、時代にキャッチアップ。

県内の博物館、ホール、広報誌を置いた棚もありました。
「碧い湖」「びわこみらい」「明日の淡海」など、如何にも滋賀県というタイトルが並びます。

コンピュータの本は、高度なものはありませんが、それなりに多彩なものが揃っています。

カウンターの前には、道の日(8月10日)、こわ〜い話、の特集コーナーもありました。

開館は1996年、蔵書数は約18万とのこと。
町立としては、かなり立派な部類でしょう。
背後には田園風景が広がっていました。

蒲生氏の城下町として栄えたという日野の町ですが、時間が無かったので観光はできず。
唯一観たのは、向かいにある町役場の駐車場に置かれていた、山車のようなもの。

恐らく日野祭の曳山でしょう。本物かレプリカかは分かりませんでしたが。

日野町立図書館ホームページ