図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

朝霞市南朝霞公民館図書室(埼玉県)

怪しげな空模様ですが、久々にバイクに乗りたくて、買い物を兼ねて朝霞方面へ。ついでに、小さな公民館図書室に寄ります。
スマホを頼りに複雑な道順を辿ってくると、住宅地の中、急な下り坂が始まる手前に公民館がありました。

隣は、かなり真近までアパートが建て込んでいます。
半地下に駐車場がありました。

中に入ると、受付と図書室が並んでいます。
右の図書室へ。

小さなほぼ正方形のスペース。レンガ調の床に、昔ながらのグレーのスチール棚。結構古そうな造りです。
手前半分は児童書です。
棚の上には、縫いぐるみがポツポツと置いてあります。

施設自体の古さがそう感じさせるのかもしれませんが、本は全体的に古め。
新刊本コーナーもあるので、しっかり更新はされているみたいですが。

郷土資料は僅かにおいてあります。その下には行政資料。
コンピュータの本は数冊のみ。
雑誌も厳選?の3誌、Premieum」「散歩の達人」「MONOQLO」のみ。 
新聞は埼玉新聞のみ。

文庫本は比較的豊富で、千冊以上ありそうですが、なぜか9割は時代小説。
海外小説、実用書の類もあります。

壁沿いにはズラリと文芸書が並んでいますが、やはり時代小説、歴史小説が多いような。
藤沢周平全集も混ざっていました。文学全集はこれくらい。

窓に向かって、半世紀前の学校の備品のような、閲覧机が2つ。
椅子に貼られたシールには、購入年が昭和52年とありました

調べてみると、この図書室、創設年は昭和27年、即ち1952年とのこと。
本当か?と疑いたくなりますが、本当なら相当な歴史です。
蔵書数は 約1.4万冊。

駐車場は、玄関前を進んだ奥にもありました。
その一角には、取って付けたような小さな児童公園が。

駐車場の向こうには、悪くない眺望が広がっていました。ここが崖の上であること、というかこの街の地形の複雑さを実感します。

急な坂道を下った先には、滝の根公園なる公園があります。周囲には立派なお屋敷が多数。
緑豊かな傾斜面に、本格的なアスレチック遊具が儲けられた、なかなか立派な公園。雨上がりの夕方なので、人は誰もいませんでしたが。

斜面を利用した公園と言えば、同市の西公民館の近くにもありました。
ここからは1㎞と離れていません。公園の雰囲気、公民館の雰囲気ともよく似ています。

南朝霞公民館図書室 | 朝霞市立図書館