図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

江東区立東陽図書館(東京都)

コロナ禍を挟んで、約4年ぶりに東京ビッグサイトにやって来ました。
東京モーターショー改め、ジャパンモビリティショーを見学。

今回の主役はEVでしょうか。バイクにもEV化、HV化の波が。

車に限らず、空飛ぶ乗物も目立ちます。実際に飛んで見せてくれたものはありませんが。

しかし過剰なペーパーレス推進で、紙のカタログはほとんど置かれておらず、QRコード掲示のみ。いまいち情報が頭に入ってきません。会場案内図すら配ってくれず、アプリで見て、とのこと。
朝昼は相変わらずの大混雑でしたが、日が暮れる頃には結構空いてきました。
しかしその頃には疲れたので会場を退出。せっかくなので都内の図書館に寄って帰ります。
前回ビッグサイトに来た時は、江東区の図書館に寄ろうとしたのですが、一斉休館日という憂き目を見ました、
この日も、最寄りの東雲図書館は長期休館中のようですが、他はやっている模様。
同じ区内とは言え、バスと地下鉄を乗り継いで、1時間ほどかかりました。
東陽町駅から南に徒歩数分の、東陽図書館。

正面にカウンターがあり、左右に空間が広がっています。
右に児童書、左に一般書が伸びる様は、意外な広さ。

カウンター前には、10-11月の特集として、◯徳情報なる展示が。
徳川家に関する本が集められている他、徳川家康のゆかりの街や社寺、城を紹介する大きなパネルが。かなり手間がかかっています。

続いて、視聴覚資料コーナーがありました。
CD カセットと書かれていますが、カセットは見当たらず、CDばかり。
一見古めでしたが、よく見ると最近の作品も時折混ざっています。

他にも館内には、まるで本屋さんのように手描きポップが多数。
「オトナの工場見学」なるコーナーでは、
工場見学のできる施設紹介と、ものづくり関連の本が置いています。

雑誌コーナーには、江東ブランドとして、区内のものづくりの小企業を紹介するパネルが貼られています。

雑誌コーナーは、丸く配置された快適なソファを、二百誌近くの雑誌が囲んでいます。
珍しく「少年ジャンプ」があると思ったら、「ビッグコミック」「花とゆめ」まで。

Foreign Booksもありました。
見たところ英語のみで、少々古びた本ばかり。

郷土資料は閲覧室にありました。
行政資料、と表記されており、文字通りほとんど行政資料。江東区に関する本も少々。
周りには、東京、その他全国の地方地誌があります。

隣には、ビジネスルームなる部屋も。
パソコンも使える部屋で、ビジネス、資格、経営などの本が置かれています。
中には、「ビジネス関係DVD」なる回転棚が。
ビジネスマナー講座、語学、影響力強化のハウツーものなどがあります。これまた珍しい。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」もありました。
そして、この部屋も壁には「江東ブランド」のパネルが多数。

文庫本は、中央部分に立つ柱の周りに分散。
コンピュータ関係の本も、総記に情報科学、電気にコンピュータと分散。
高度な本はあまりありませんが、なかなか豊富。

カウンター近くには、「調べものに役立つパスファインダー」なる小冊子も置かれていました。
世界情勢、建築、渋沢栄一など20ほどのテーマがあり、そのテーマに役立つ本、雑誌、ウェブサイトまで紹介されています。
区立図書館で作っているのかと思ったら、制作は東陽図書館。これは凄い!単館でここまでやるとは。

児童書の方にも、大人顔負けの児童用閲覧室がありました。

1985年の開館で、蔵書数は約13万冊。
司書さんのやる気がひしひしと伝わってくる、意欲的な図書館でした。
平日夜は9時までと、開館時間も長めです。

図書館を出て駅の方に戻ろうとすると、遠方にスカイツリーが頭を覗かせていました。

東陽図書館