吉岡町からまっすぐ南に走ると、一瞬前橋市を通って、高崎市に入ります。
高崎市と言っても、街中に「群馬」の文字が目立つ、旧群馬町。
ここで、この旅最後の図書館訪問。
片側が丸くなった弾丸のような形。
玄関前に銅像が立っています。
誰かというと、元総理、息子も元総理で、孫もその座を狙おうかという、福田赳夫氏でした。
弾丸の先端から中に入ります。
玄関の真正面、中央に上への階段があり、
本棚は中央から放射線状に立てられています。
右側は郷土資料。
館内に入っていきなり目にするのが「高崎市史」とは珍しい。
かなり豊富で、高崎と群馬に棚が分けられています。
群馬ローカルの「みやま文庫」専用の棚もありました。
特集コーナー「◯◯の秋」がありました。
食欲、スポーツ、芸術などの本が集められています。
窓の上には、群馬町の沿革の年表が。
平成15年で止まっており、図書館の開館は6年(1994年)。
現在は高崎市なのですが、いつ合併したのかはここからは不明ですが、平成で言うと18年だったよう。
窓の下には、VHSテープが置いてありました。
左側は児童書。大きな絨毯敷のおはなしコーナーもあります。
その先は斜めに棚が並んでいて、少々カオスな状態。
よく見ると、棚の上にイラスト入りで、さる、ぺんぎん、らいおんなどの愛称が掲げられています。
最奥はトイレでしたが、その手前はCDと雑誌。
日本のポピュラーは、男性ボーカル、女性ボーカル、グループ・ユニットに分類されていました。これは東京の北区でもやっていました。
海外アーティストは分類無しですが、東洋人は日本の方に入っている、とややこしい。
雑誌は80誌ほど。
DVDは、カウンター前の柱の周りに。
映画がそこそこ豊富。
二階は、一般図書コーナーとなっています。
階段周りの丸い部分には、学習机が並んでいます。
そこを除き長方形なので、棚もまっすぐに整列。
最奥は、渋い全集物。
文庫本も豊富。片側の窓の下とその向かいの棚が文庫本ですが、
岩波文庫、講談社学術文庫が過半を占めているように見えます。
その裏は新書。やはり岩波、中公という生真面目な2社が大多数を占めています。
別途、ヤングアダルトの文庫コーナーもありました。
反対側の窓の下には、写真集、人物叢書がずらり。
総記の所にコンピュータ本がほとんど無いと思ったら、パソコン関係の棚が別途。数は多いものの、古めのマニュアル本が多くて今ひとつ。
ポップな外観にシックな蔵書のこの図書館、
蔵書数は約14万冊、視聴覚資料は約7500点のようです。
向かいには、気になる古風な喫茶店が二軒並んでいます。
旧群馬町の中心部だったのか、周囲には公共施設やお店が点在。
県を代表するかのような町の名前が気になりますが、調べてみると、この辺りが群馬郡だったことに由来しているよう。この町域に群馬のルーツがあるという情報は見つけられませんでした。