図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

北区立浮間図書館(東京都)

戸田橋を渡り、歩いて県境を越え、東京都に入りました。
やって来たのは、浮間公園。
板橋区と北区の境目にあります。

シンボルの風車と共に、12月に入っても紅葉が楽しめました。

公園は、JR浮間舟渡駅の目の前。
そして、駅の裏側には図書館があります。

スマホを頼りに行ってみると、そこに見えるのは北区立の中学校。

他にそれらしき物は見当たらないなと思っていると、やはり図書館の入口もありました。

真新しい館内は、ベージュの絨毯に白い壁、本棚。壁伝いは木製の棚になっています。
130誌ほどの雑誌コーナーに、2千枚ほどのCDコーナーと続きます。
手前は児童書エリアで、その先が一般書。

中央の良い位置に、地域資料北区の棚があります。
渋沢栄一邸のあった飛鳥山を抱える北区、渋沢栄一翁の関連書籍コーナーもありました。
その横には東京都の棚もありました。

奥を右に折れると、棚には「浮間中図書」の掲示。中学校の図書室のようです。
この日は土曜日なので、中学生の制服姿は見られません。
中学校の蔵書は一般の人は貸出不可とのことで、貼られているラベルも異なります。
周りにはヤングアダルト、漫画も多数ありますが、これらは一般書扱いの模様。

新しい施設だからか、コンピュータの本もそこそこ充実しています。
文庫も豊富で、4千冊くらいはありそう。
参考図書、郷土資料、全集類は古めの物が目立ちますが、全体的には本は新しめ。
旅行書の横にはハーレクイン専用棚が。久喜市の図書館で見たそれはかなり古めでしたが、こちらはかなり新しめです。

中央部は吹き抜けで、その分窓も大きく、明るくなっています。
内向きの窓からは、中学校の廊下らしきものが見えます。
対面音訳室なる部屋もありました。

蔵書数は約6万冊ですが、半分は北区共通資料という扱いのようです。
開館は1978年ですが、2年前に移転したばかりとのこと。木の香の漂うような新築感も頷けます。

JR浮間舟渡駅

来る前は、駅前の一等地なので、商業施設か行政施設と一緒なのかと想像していましたが、中学校の一部とは予想外でした。
ちなみに浮間は北区、舟渡は板橋区の町の名前です。

北区立図書館 浮間図書館