図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

湖西市立中央図書館(静岡県)

予想外の事情で静岡の西の端にやって来て、更に予想外の事情で自由な時間が発生。
更に偶然にも、泊まったホテルの至近距離に図書館がある、ということで、朝の散歩がてら行くことにしました。

開館は9時半。
その前に早めに出て、浜名湖畔まで散歩。
遠くに富士山が姿を覗かせています。

法華宗の寺、本興寺もあります。
朝早いので開いていませんでしたが、美しい庭園と谷文晁の絵もあるとか。

山門から200mも続くという長い参道が特徴。引き返すのは疲れるなと思っていたら、裏に抜けられました。

重文の本堂

図書館は鴨の浮かぶ小さな川沿い、市役所、警察署、消防署などの並ぶ官庁街にあります。

古見

開館の少し前に来たら、待ち構えている人が数人。オープンと同時に入りました。

ロビーは石のタイル敷きで、本棚のあるエリアは絨毯敷き。

正面に窓があり、その左右に伸びています。
窓の上は二階まで吹き抜け。

カウンター前にCD、DVDの棚があります。
貸出中の札がケースに巻かれており、レンタル店風。

雑誌棚と窓の間のソファは、飛行機のように同じ向きに並んでいます。

右の児童書の方に行くと、洋書コーナーもありました。
絵本は英語、スペイン語ポルトガル語、その他の言語に分かれています。
外国人労働者の多い、この地域ならではでしょう。

まんがもありました。手塚治虫中沢啓治などの豪華版が多数。
コンピュータ本は数はそこそこですが、高度なものは見当たりません。

郷土資料はなかなか豊富。
湖西市静岡県に加え、隣に迫る愛知県のコーナーも。
豊田佐吉翁コーナーもありました。愛知県のイメージの強いトヨタですが、創業者は実はこの近く、即ち静岡県生まれ。
佐吉、喜一郎の伝記などがありました。

入ってすぐの所に二階への階段がありますが、二階は学習室、視聴覚室などがあるのみ。

開館は平成の始まり、1989年。蔵書数は約17万冊と、立派な数です。

中央図書館 | 湖西市立図書館(静岡県)