図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

ふじみ野市立大井図書館 [3](埼玉県)

12月とは思えない陽気のこの日、隣町の大井図書館へ。
先月4日に新装開館したということなので、年内には観ておかねば。せっかくの陽気なので、自転車で向かいます。
川越街道の銀杏並木が綺麗。と言っても銀杏の樹はごく一部ですが。

国道沿いに、大井宿と本陣の立札があります。本陣跡には今はカフェが建っています。

少し北に進むと旧大井村役場が、小学校の中に建っています。

ふと見ると、見学者用の入口が。何度も通っている場所ですが、こんなのあったっけ?と思いつつ入ってみます。
見学できるのは一階だけですが、職員さんが二人。大井宿の紹介パネルや模型が展示されています。

聞くと、この10月から公開されるようになったそうで、旧大井図書館にあった資料室が無くなったので、展示物をこちらに移したとのこと。

更に1㎞ほど北へ。川越街道から西に折れて進むと、、
こちらが新しい図書館の入る、ふじみ野ステラ・ウェスト。

ホールも入っているようです。
一階にはカフェもあり、その外にはオープンテラスも。

駐車場側から

カフェではカレーも提供していますが、レトルト。多くの種類から選べるようですが、堂々とレトルト使用を明かすのは珍しいような。

一階には、雑誌コーナーと大きな事務所兼カウンター、フリースペースがあります。
ふじみ野市の中央図書館である上福岡図書館は改修中のようで、そちらの雑誌も一時的にここに置かれているようです。
予約本の無人受取コーナーもありました。

階段で上階へ。
二階はホールですが、その脇の細長い空間が図書館になっています。
文芸書フロアのようです。
奥は文庫本エリア。旧図書館より増えたような気がしますが、そう感じるだけであまり変わっていないのかも。
グレーのスチール棚は、側板が木製。
床は、木の所とグレーのクッション材の所とがあります。

三階も同じ構造で、やはりホールの脇が図書館。
児童書フロアです。
少し離れた所に、ティーンコーナーもありました。

四階はホールは無いようで、広め。
図書館としては、ここがメインフロアのよう。
新聞、参考図書、大型本、郷土資料、一般書があります。
郷土資料は旧館では、あまり足を踏み入れない奥の部屋に入っていたので、目にすることも少なかったのですが、新館では表舞台に引っ張り出されています。なかなかの充実ぶり。

CD、DVDもここにあります。
これも以前より増えている気がしたので、上福岡図書館のものを持ってきているのかと思ってラベルを見てみると、一部は「大井図書館」ですが、多くはその前身の「大井町立図書館」。上福岡のものは見当たりませんでした。
ちなみに、大井町上福岡市が合併してふじみ野市になったのは、もう18年前。如何にCDの仕入れが減って来ているかが判ろうというもの。
洋書や漫画もありました。

四階からの眺め

お洒落な今風の施設に生まれ変わった、大井図書館。
新装の効果なのか、ホールでイベントをやっていたこともあってか、人の入りは良く、なかなかの賑わいでした。
しかし、四階建てになったということで、約17万点という蔵書数も増えたのかと思いきや、そこはあまり変わった様子はなく。
館内を巡回するには、少々不便な構造になった感も否めません。

向かいは消防署です。
その一角に、防災館なる見学施設がありました。中では、昔の消防ポンプや消防車を展示。

これも最近出来たのかと思ったら、どうやら10年ほど前からあった模様。全く知りませんでした。

2020年に初紹介し、今年8月に閉館を見届けた旧大井図書館は、300mほど西。
もう更地になっているのかな、思って見に行くと、まだ建物は残っていました。

しかしこの様子だと、遠くない将来に取り壊されてしまいそう。哀愁を誘う姿でした。

施設案内 大井図書館 | ふじみ野市立図書館