図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

神戸市立灘図書館(兵庫県)

この日の最後に、日曜は6時まで開いているという神戸市の図書館へ。
幾つか行けそうな所があるのですが、駅から近そうな灘図書館をチョイス。
名前に釣られ、灘駅で降りそうになりますが、最寄り駅は六甲道駅
ホームの向こうに図書館の館内が見えています。

当然駅を出ると、目の前です。

下階は華やかなショッピングセンターなのですが、地味な裏口のような階段に誘導されます。
二階に上がると現れる、玄関も地味。

入るとすぐ、「震災前の六甲道」の模型がありました。
区内にある王子動物園のフリーマガジンも置いていました。

入口からは想像できませんでしたが、雑誌コーナーとカウンターの間を通り中に進むとかなり広い空間です。

手前は児童書。
本棚の上に、王子動物園にもいるパンダが乗っています。

奥の壁に、「六甲山ライブラリー」の文字が見えます。そちらに向かうと、郷土資料コーナー。
震災関係の棚には、阪神淡路大震災に関する大量の本が。あれから29年。本も古くなってきています。
郷土の本は兵庫県、神戸市、灘区、播磨などに分かれています。
六甲山ライブラリーと書かれた棚には、六甲山に限らず山に関する本が多数。
そこだけでなく、窓の下の低い棚にも続いてます。

コンピュータの本も近くにありましたが、寂しめ。
右に続く先を進んでいくと、マンガもありました。「のらくろ」復刻版の他は、コミックエッセイばかり。

のらくろだけでなく、藤村「破戒」、独歩「武蔵野」など、名著復刻全集も置いていました。
文庫本は一番奥にあります。

洋書も結構置いています。横浜市もそうでしたが、港町の図書館の矜持でしょうか。見たところ英語のみ。

駅のホームから図書館の中が見えていたので、当然こちらからも駅の様子がよく見えます。電車の音も響いてきます。

成瀬記念館なる名前も付いています。
神戸市議会議長などを努めた、成瀬佐太郎氏の妻が土地建物を寄贈したのがこの図書館の始まりとか。
その紹介と共に、ご夫妻のレリーフが飾られていました。
開館は1989年で、蔵書数は約10万冊。

六甲道駅

名前の通り、六甲登山の玄関口の駅ですが、駅の前には大きなマンションが建ち、山は見えません。
少し歩くと、ビルの合間から六甲の山並みが拝めました。

神戸市:灘図書館