図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

浜田市立中央図書館(島根県)

益田から上り電車に乗ると、終着は浜田。ここでまた1時間以上の待ち時間が発生。

JR浜田駅

レンタサイクルを借ります。
この日の朝、山口市で使ったハイテクなシステムと違い、案内所で申込用紙に記入する昔ながらの仕組み。
小雨が降る中でしたが、訝しがられることなく貸してもらえました。

駅前の道をまっすぐ進むと、

駅前の通り

自転車なら5分で、図書館に到着。

館内はT字型のよう。
右側は児童書です。

正面には新着コーナーと、新年度を控え、今月の展示「出会い」。
大活字本、新書、文庫と続きます。
視聴覚資料は、DVDが200枚ほど。

真ん中部分の天井は斜めに、奥に向かって落ちています。
奥に進むと、文芸書、スポーツ、芸術、と並んでいます。
電子書籍ダウンロード専用の席、なんてものもありました。必要なの?と正直思いますが。

左辺には雑誌、郷土資料がありました。
森鷗外、人麻呂、阿国など、島根ゆかりの人々の本が置かれています。
政治家、実業家の佐々田懋(すすむ)氏の寄贈本も。
雑誌は通し番号が振られており、148までありました。

左端もその先が奥に伸びていて、T字ではなくF字でした。
規模は小さいですが、福井県立図書館にどことなく似ているような。
ここもやはり天井は斜め。
自然科学、社会科学と続き、分類番号順なので奥はやはり総記でした。
コンピュータの本もそこそこ充実。しかし、窓際なので見事に色褪せています。
最奥は大きな窓に向かって、お洒落な椅子が並んでいます。

入口に戻り館内図を見ると、TでもFでもなく、E字型。
ただし横棒の部分は、奥ほど長くなっています。

お隣の益田市に対抗してるのかな?と思ってしまう、お洒落で綺麗な図書館でした。
両市は人口規模も4,5万人で同じくらい。
蔵書数は約19.7万冊と益田市を上回っていますが、視聴覚資料は千点以下でかなり下回っています。
開館は2013年。
魅力的な造形だったのですが、やはりここも撮影禁止でした。

裏には、浜田川が流れています。

少々雨が強くなってきましたが、駅の反対側の浜田城跡へ自転車を走らせます。
山城の中腹には、護國神社がありました。

城の建築物は何もありませんが、石垣は立派。

ここまで来る時間は無いかと思っていたのですが、結局頂上の天守跡までやって来ました。

天守

上からは日本海、町が一望。

雨が烈しくなってくる中、濡れ鼠になりながら浜田駅に帰還。
自転車を返却する時さすがに、大丈夫でしたか?と聞かれてしまいましたが、大丈夫。
再び電車で東を目指します。

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