図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

所沢市立図書館柳瀬分館(埼玉県)

今年最後の祝日で、今年最後の小春日和かもしれないこの日、自転車で近所の図書館へ行ってみることにしました。
近所と言っても30分はかかる距離ですが、いつか自転車で行ってやろう、とここ何年か心に秘めていた所。

国道463号線から、オリンピック道路を南下。昔の東京五輪の射撃会場があったのが道路名の由来だそうな。

オリンピック道路

やがて図書館に到着。
駐車場の背後の林が、綺麗に色づいています。

柳瀬まちづくりセンター、体育館などの集合施設。

図書館はこの二階でした。
昨年訪ねた、同市内の富岡分館に造り、雰囲気とも似ています。

入るとすぐあるのは、新着コーナーと雑誌コーナー。
70誌ほどの雑誌棚を囲むように、スウェードのソファが円く並んでいます。

その横は郷土資料。
所沢市史、遺跡の調査資料などがあります。

天井は中央部が高く抜けていて、採光窓があります。
館内は四角形かと思えば、奥に続いているようでL字型。
奥の方が児童書で、曲がった先はおはなしのへやでした。

小さな図書館ですが、文庫本はかなり多め。
ライトノベルも含め、5千冊くらいはありそう。

文庫本の横に、ガイドブックのコーナーがありました。
登山地図などもありますが、少々寂しめ。「地球の歩き方」は20冊ほど。
ここに無い本は他館から取り寄せできます、との掲示がありました。

コンピュータの本は50冊くらい。読み物系ばかり。

小さいながら、外国語で書かれている本のコーナーがありました。
半分は絵本。ほとんど英語ですが、ハングルの絵本が数冊。

蔵書数は約5.5万冊。
郊外の寂しい立地で規模も小さいながら、お客さんはそこそこ多め。
カウンターの職員さんと話し込んでいく人が多く、地域に根付いていることが感じられました。
開館は1992年のようです。

入口前に、近くにある柳瀬荘の紹介が掲げられてました。江戸時代の邸宅で重要文化財
存在は知っていましたが行ったことが無いので、この機に行ってみようかと思いましたが、、
11月は15時まで、とのことで既に手遅れ。
ここに来る前に行っておけば、、と後悔しそうになりましたが案内をよく見ると、開館は木曜日のみとのこと。
だったらはなから関係なかったか、と思いそうになりましたが、よく考えたらこの日は木曜日。祝日なので曜日感覚が無くなっていました。
まさにこの日が千載一遇のチャンスだったか。。実に惜しいことをしました。

この図書館の所在地は所沢市「城」。その由来の場所に行ってみます。
更に自転車で南に5分ほど行くとあるのは、滝の城址
建物は何もありませんが、堀は綺麗に残っています。

崖の上にあり、眼下はもう東京都、清瀬市の下宿。間をJR武蔵野線が走っています。

本丸跡には、城山神社が建っていました。

所沢図書館 柳瀬分館