図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

山口県立山口図書館(山口県 山口市)

この日は、前夜泊まった小倉を日の出前に出発。
駅の階段には、地球の歩き方北九州市」出版を祝う装飾が。

関門トンネルを抜け、本州に戻りました。山口線に乗り換え、山口駅で下車。

駅で自転車を借ります。
前日、柳川ではお店が休みで借りられなかったのですが、
こちらは元から無人で、全てスマホアプリで完結。無事借りられました。どこにあるのか、すぐには分からなかったですが、自転車置き場の前でした。

県庁所在地とは思えない、小ぢんまりした街を抜け、
ザビエル記念聖堂に着きました。

その背後の亀山公園からは、街が一望できます。

県庁の向こうにある、洞春寺。

その隣の瑠璃光寺。山口観光の目玉ですが、あいにくシンボルの五重塔は修復中。巨大な幕に覆われています。

山口市は、ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52か所」に選ばれたと話題になりました。確かに山口市は行くべき場所ですが、今年ではないと思う。。昨年から始まった工事は、再来年まで続きます。
その代わり、というわけでは無いですがミニチュアの塔がありました。

街に下っていくと、県立図書館が見えてきました。

ここにもサイクルポートがあるので、自転車は一旦返却。

入ってみます。

玄関

館内に入ると、スロープが。

上っていくと、明治維新人物ギャラリーが。
湯浅倉平と湯浅文庫の特集展示がありました。
その他、乃木希典木戸孝允久坂玄瑞など、長州の偉人たちを紹介。

館内撮影は、申請すれば首から提げる許可証を貸してくれます。

向かいは、仕事と暮らしのフロア。
旅行ガイドもここにありました。

続いて、文学と芸術のフロア。
その奥はこどもとしょしつ。

奥の部屋では、「まど・みちおの世界」展をやっていました。山口県徳山の出身。

北原白秋に見出されたとか。ここでも柳川との縁がありました。

「ふるさとの文学者たち」の展示部屋もありました。
金子みすゞ宮本常一など、多くの人が紹介されています。

やや入りにくい雰囲気でしたが、県文書館も館内にありました。

廊下では、画家香月泰男の特集展示をやっていました。この人も長州の出身。
画文集などの本が、ガラスケースの中に置かれています。

山口県資料は市町村別、分野別になっています。
その並びにコンピュータの本がありました。さすが県立図書館。充実しています。

最後は、科学と産業のフロア。
雑誌は分野ごとに、各フロアに分散しています。

デイジー室なる部屋もありました。何かと思って覗いてみると、音声図書の保管部屋。
案内しましようか?と言われましたが、時間も無いので辞退。

現在の施設は1973年の開館。半世紀以上の歴史があります。
山口図書館と名乗っていますが、県立図書館は今はここだけのよう。
蔵書数は約78万冊。

再び自転車を借り、10分弱走り、駅で返却。

駅前通

自転車は15分30円で、トータル僅か180円でした。これは便利!
開錠もスマホでやるので、途中でスマホの電池が切れたらと思うとゾッとしますが。
再び山口線に乗り、山陰へ。

山口県立山口図書館