図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

大分県立図書館(大分県 大分市)

大分駅に着きました。
駅前では、無料の抗原検査をやっています。
駅近くのホテルに荷物を置いてから、日のある内に大分城でも見ておこう、と行ってみました。

中に入ろうとすると、、封鎖。

理由は、PCR用検体採取場設置のため、とのこと。
九州はコロナ感染者がかなり低レベルに落ち着いていますが、逆にか、かなり神経質になっているようにも思えます。

平日は夜7時までやっている、県立図書館に行ってみます。
最寄り駅は西大分なので、青春18きっぷを駆使して、大分から一駅乗車。

大分駅

近代的な大分駅とは対照的な、レトロな無人駅でした。

西大分駅

スマホを頼りに住宅地の寂しげな道を10分ほど歩き、到着。

さすが県立と思わせる、なかなか豪勢な建物。
気圧されそうな威厳のある階段で、ニ階に上がります。

入ってすぐの所には、子育て支援コーナー。
向かいには児童書の部屋があります。
続いて雑誌コーナー。400誌くらいはありそう。

館内撮影は、見学申込みという扱いでOKになりました。
見学可能な箇所について、丁寧に説明してくださいました。

階下の公開書庫への階段が、何箇所かあります。

沖縄の名護の図書館とそっくりな構図。
しかし公開は17時までということで、見学できず。それもまた、名護の時と同じ。。

着いた時には既に日が暮れていたので、外観の良い写真が撮れませんでしたが、模型がありました。

全体像はこんな感じです。

奥に行くと、慶應3年から昭和23年までの法令全書、500冊ほどがずらりと並んでいました。
隣の国勢調査報告も、数百冊。これでも、平成に入ってからのたった3回分です。

コンピュータの本も豊富。
新しい本もありますが、今時役に立たない古い本も多く見られました。

外国語資料は、中国考古集成20巻がありましたが、それ以外は全て英語。
仮に他言語の本が混ざっていても、言語別になっていないので、見つけるのは難しそう。

昭和2から5年にかけての、76巻+別巻1からなる、「日本児童文庫」も目を引きました。
非売品で、発行所はアルスとのこと。素性がよく分かりませんが、年代の割に状態は良好。

郷土情報室は広大。

郷土資料室

ここだけで、並みの図書館レベルの広さです。
県内の広報誌・雑誌が百以上。大分に関する膨大な本、資料。
大分の出身者の作品だけでなく、大分が舞台の本もあります。

文庫本は、出版社別になっています。
かなりの数で、1万冊はありそう。

ちょっと気になったのは、窓際に置いているわけでもないのに、全体的に色褪せた本が多いこと。以前は違う配置だったのでしょうか。

視聴覚資料は館内のみ。
LD、DVD、カセットもあるように書いていますが、
CDしか見当たりません。ほとんどクラシックで、千枚ほどでした。

当図書館、ルーツは120年ほど前に遡るようですが、現在の地に開館したのは1995年とのこと。
蔵書数は、堂々の約120万冊。
AV資料は約4700と、あまり多くはありません。

その後は青春18きっぷを更に活用し、別府へ。温泉地別府には、格安の公衆浴場が多数あります。
せっかくなので、別府駅より更に2つ先の亀川駅まで乗り、駅から近い浜田温泉で汗を流しました。

現在の浜田温泉

現在の温泉も結構古風ですが、向かいには更にレトロな浜田温泉資料館が。嘗てはこちらが使われていたのでしょう。

大分県立図書館