図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

魔法の文学館(東京都 江戸川区)

東葛西図書館を出て、次はこの日の本命、魔法の文学館へ向かいます。歩いても10分ほどの近さの所にあります。
丘が見えてきたので、その上にあるのかと思い、上ってみると、、

眺めの良い展望広場でした。下からはフェンスに阻まれて見えなかった、江戸川が拝めました。

しかし文学館の入口は無く、結局また丘を下ると、ありました。

予約制で、入場料は700円。
館長は児童文学者、角野栄子さん。
企画展をやっていた福井県立図書館客員教授だという日本福祉大学江戸川区出身だと知った西葛西図書館と、何かとこのブログと縁があります。
遂にその本丸まで来てしまいました。

こう見えても区立の施設で、江戸川区角野栄子児童文学館の名前も。こちらの方が正式名称でしょうか。

中はピンク色。というか、角野さんの好きなイチゴ色。
ちょうどご本人のビデオメッセージが流れていました。

大きな階段が上まで伸びています。

奥には、本の置かれた部屋があります。
角野栄子作品に限らず、世界の絵本、子供の本が多数。

魔女の宅急便」をはじめ彼女の作品は、様々な言語に翻訳され世界に紹介されています。
絵柄は各国で異なるようで、キキの顔付きが各国風に変わっています。

本棚をよく見ると、大人向けの本も少し。外国の絵本もありました。

階段の途中にも本があります。

「栄子さんのアトリエ」のコーナーがありました。

仕事場を再現していると見え、ガラスケースの中に並ぶ本は、角野さんの蔵書でしょうか。
天才バカボン」があるのが印象的。

その隣には、2018年に受賞した国際アンデルセン賞の賞状、メダルと共に経歴が紹介されていました。

江戸川区の北小岩で育ち、若い頃は海外を旅して回ったとか。

一番上はカフェ。眺めも良好です。

器が紙コップだったのは、やや興醒めでしたが。

昨年11月にオープンしたばかり。
こう見えても江戸川区立の施設です。
所蔵の本は約1万冊。ライブラリーに置いてあるのは8000冊とのこと。
来場者はほとんど親子連れですが、川の向こうのディズニーランドにも負けない夢の国でした。

施設案内 - 魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)