夜9時まで開いているという江東区の図書館を出ましたが、隣の江戸川区はその先を行き、夜9時半まで開いています。
というのを以前小松川で学んだので、この日も行ってみます。
東陽町からメトロ東西線で東に二駅。
西葛西駅から近い、西葛西図書館。
西葛西って回文になっている、というのに自ら文字に起こして初めて気付きました。
館内に足を踏み入れると、三階に、かもめテラスなるものがあると書いてあるので、真っ先にエレベータで三階へ。
17時まで、とも書いていたのですが、やはりその通り、閉まっていました。
飲食、読書ができるという、かもめテラス。中から覗くことは出来ました。
館内同様、絨毯敷の階段で下階へ。
二階は一般書。
参考図書コーナーに恐ろしく渋い本が並んでいる、と思ったら、
名著復刻全集でした。
夏目漱石、芥川龍之介、坪田譲治、坪内逍遙などの著作が、当時のままに忠実に再現されています。
と言っても本物を知っているわけではないですが。
郷土資料はほぼ行政資料。
江戸川区に関する本に加え、お隣江東区の本も少々。
コンピュータの本は、それなりの数が揃っています。
やはり高度な本はあまりありません。
一番端の棚には、新書がずらり。文庫本は見当たりません。
一階に下ります。
大半が児童書かと思ったら、ここも約半分以上は一般書。
入口の脇に、「角野栄子さんのほんだな」なるコーナーがありました。
「魔女の宅急便」で知られる角野さんは、自宅が区内の小岩で、中小岩小学校に通っていたそうな。
彼女の著書が並んでいます。
児童書は奥の方。
子供向けの雑誌コーナーもありました。
旅行ガイドの横には、英語多読コーナー。
薄い英語の本が大量にあります。
文庫本もこの階にありました。壁伝いにズラッとあります。
その他、文芸書、自然科学、家庭などの本が一階にあるよう。
CD、DVDもありました。
CDは少々古めながら数は豊富。DVDは映画は少なく、文化資料的なものが主流。
雑誌コーナーには写真集も置いていました。
蔵書数は約13万冊、視聴覚資料が約8千点。
開館は1993年とのこと。
それにしても、東京都区内には遅くまでやっている図書館が多い。そして遅い時間でも結構人がいるのが凄い。さすが都会です。
玄関を出ると、眼の前は東西線。地下鉄と言いながらここでは上空を走っており、ひっきりなしに電車が行き交います。
近年は、インド人が多く住むことで知られる西葛西。
街にも仄かにカレーの匂いが漂っているような、と思っていたら本当にインド料理店、食材店があったり。
道行く人も、インド人比率がかなり高め。
いつの日か、改めてインド情緒を味わいに訪れたくなりました。