図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

A.S. Pushkin nomidagi Samarqand viloyat axborot kutubxona markazi(サマルカンド,ウズベキスタン)

ウズベキスタン観光の目玉、サマルカンドに来ました。
まずはその中心、レギスタン広場。

3つのメドレセ(神学校)に囲まれています。
今回の旅は日程に余裕があります。のんびりと北に向かいます。
やって来たのは、シャーヒ・ズィンダ廟群。

病の内部は豪華絢爛だったり、地味だったり。

翌日は町の南の方へ。
アミール・ティムール廟。

あいにく工事中でしたが、中は見学できました。

そのまま南に進むと、大学が建ち並ぶ学生街。その名もUniversity boulevard。こういう所は、どこの国でも安心感があります。
サマルカンドの駅から街に向かうバスの中で、流暢な日本語を話す学生さんに声をかけられたのですが、その人が下車したのもこの辺りでした。

州立大学と大学図書館がありました。ここも気になりますが、その更に先に、公共の図書館があるはず。
数軒隣に、ありました。

ブハラの図書館同様、ここも長い長い館名が刻まれています。

「A.S.プーシキンに因んで名付けられたサマルカンド地域情報図書館」という意味のよう。プーシキンはロシアの詩人。

外国の図書館は、入れるのか入れないのか一種の賭けなのですが、これは安心して入れそうな雰囲気。
実際、咎められることなく、中に入れました。
まず階段で地下に下りてみると、事務室などがあるのみ。
途中、裏庭への出口はありましたが。

二階に上がると、学習室、コンピュータ室などがありました。
しかし、やはり書棚は見当たらず。

三階に上がって、ようやく書棚がありました。
広間には初代大統領、カリモフ?の写真が飾られています。

ADOLAT HALLなる部屋に、学習机と本棚がありました。
後に調べると、ADOLAT はアラビア語で正義、公正などの意味とか。
大統領と思しき人やスティーブ・ジョブズロバート・キヨサキらの顔写真の載った本が見えました。

FOREIGN HALLは、外国語の本。日本語の本は見つけられませんでした。
利用者は高校生くらいの若者ばかり。
本棚を眺めていると、座っていた女性職員が近くにやって来ました。
微笑を浮かべながらも、無言でこちらにずっとついてきます。エスコートしてくれているのか、監視しているのか。

一階にはUZBEKISTAN HALL、その中に更にSAMARQAND HALlなる部屋がありました。
それぞれ、いわゆる郷土資料を置いているのでしょう。
CHILDREN'S CORNERは鍵がかかっていました。

歓迎されているのかいないのか、よく分からない感じでしたが、ロビーには顔出しパネルまであるので、多くの人に開かれてはいるのでしょう。

https://samarkand.natlib.uz/