今回の旅は、行きも帰りも北京で長い乗り継ぎ時間があります。
ということで、帰りも北京観光。
しかし入国手続に時間がかかり、思っていたほどの時間はなくなりました。
行きと同様、地下鉄で街へ。終点の一つ手前、東直門で下車。

駅を出ると、目の前のビルの中にフードコートがあったので、ここで朝食。

数年前にできたらしい、北京城市図書館に行こうと思っていたのですが、交通の便が良くないことが分かったので断念。せっかくの首都北京なので、地下鉄の駅とほぼ直結の国家図書館に行くことにしました。
思いがけず、ウズベキスタンと中国、連日の国立図書館比べとなりました。
再び地下鉄に乗り、一回乗り換え、国家図書館駅で下車。
外に出ると文字通り、目の前にありました。

蔵書数3000万点超、世界3位の規模という、大国の国家図書館。それに相応しい貫禄があります。

荷物検査はありますが、誰でも入館可。
入るとすぐ、目の前には国家典籍博物館がありました。

書の歴史、その保存活動が紹介されていました。
玄奘三蔵が持ち帰った書の保管先として、日本の寺も紹介。
奥の方に行ってみると、廊下に目録カードの棚がずらりと並んでいまる所がありました。
日本の本も多いな、と思って見ていると、棚の上には日本図書署名目録と書かれていました。

その後も館内をうろうろしていると、展示室が幾つも。
甲骨文字についての展示。漢字の成り立ちが学べました。
永楽大典の紹介も。中国最大級の百科事典のようなものですが、世界に分散していて、日本にも多数保管されているとか。
中々面白い所ですが、図書館というより博物館。
と思いつつ左奥の方に進んでいくと、ようやく図書館らしいエリアがありました。

多くの部屋があり、利用証を作れば入れるようなのですが、もうあまり時間がないので作成は断念。

四階に日本出版物文庫閲覧室があるようなので、そこは覗いておきました。
閲覧室には利用証で入れるようですが、書庫部分は閉架で、入れないよう。外から覗いた範囲では、確かに日本語の本が並んでいました。
鞄は部屋に持ち込めないようで、入口の前に鞄が多数置き去りにされているのが平和的な光景でした。
創設は1909年、現在の施設は1987年建立とか。

入った時とは別の玄関から出ると、緑に溢れる公園になっていました。
こちら側にも地下鉄駅の入口がありましたが、入口からホームまでが結構遠い。
慌ただしく地下鉄を乗り継ぎ、空港へ。面倒な手続きを経て、無事日本に帰国しました。