図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

読谷村立図書館(沖縄県)

恩納村のホテルを出て、この日は那覇に移動。

途中、まず立ち寄るのは車で約30分、お隣の読谷村
残波岬は、まるで火山の様な荒涼とした光景が広がっていました。

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残波岬

続いて、車で数分の所にある座喜味城跡。
雨も降ってきて、訪れる人はまばらでした。
前日の今帰仁城跡と違ってここは無料ですが、勝るとも劣らない、素晴らしい眺望です。

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座喜味城跡

〆に、お城からまた車で数分、街中にある図書館に向かいます。
読谷は、村としては日本一の人口だそうで、
那覇からさほど近いわけでも無いのに、結構家が建て込んでいて、大都市近郊の様な雰囲気。
人口密度も高そうです。

やがて、図書館に到着。
えらく立派な門構え。
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目の前のバス停は「旧役場前」。
元はここが村役場だったようで、立派な門があるのも頷けます。

ここは火曜日が休館日のようで、この日は月曜日でしたが開いています。
扉の横の返却ポストに「強風、大雨時、返却ポスト使用できません」との注意書きがありました。
読谷は三方を海に囲まれており、しかもやや高台にあるので、台風の時はさぞかし厳しいことになるのでしょう。

玄関から中に入ると、自動の検温機が稼働していました。

あまり大きいとは言えない館内ですが、郷土資料はやはり充実しています。
沖縄民謡の楽譜が何冊も置かれていました。
漢数字と工乙老合などの漢字で音階を表すという、何とも独特な文化があるのを初めて知りました。

CDも、半分は郷土音楽。
読谷まつりのVHSテープも並んでいます。

二階は学習室。
過去の沖縄タイムスや、全集類なども置かれていました。

カウンターの前に、雑誌付録の抽選会のお知らせが掲げられていました。
期間中に貸出をした人が参加対象だそうです。
確かに最近、付録付きの雑誌が増えていますが、こんなのは初めて見ました。
あまり考えたことがありませんでしたが、他の図書館ではどうやって処分しているのでしょうか。

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図書館前の様子。下り坂の向こうに海が

蔵書数は約7万点。
いつできたのかは分かりませんでしたが、
平成29年に村役場移転20周年行事をしていたようなので、
図書館開館も同時だとすれば、23年前と言うことでしょうか。

公共施設:読谷村立図書館 - 読谷村