図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

南城市立図書館玉城分館(沖縄県)

首里で昼食を摂ったら、時刻は2時。
沖縄を自由に動ける時間は、残り3時間半になりました。
那覇の市場なども見て回りたかったのですが、せっかく車を借りているので、島南部を回ることにし、
市場は断念。

車を出し、南風原の方に向かっていると、那覇市の中央図書館がすぐ横に。
予定外でしたが、ここまで来た以上寄っておこうかと心が揺れましたが、
進入口を通り過ぎてしまったようなので断念。
次に那覇に来た時は、必ず来よう。。

更に行くと、広大な識名園の横を通ります。
ここも見たかったのですが、またいつか来た時に。

是非走ってみたかったのは、知念岬そばの、ニライカナイ橋。
絶景の展望スポットとして良く紹介されているようです。
沖縄には何度も来ていながら知らなかったので、最近出来たのかと思えば、2002年からあるそうで。

海沿いの佐敷の町から山道を登っていくと、高台にも町が開けていました。
4町村が合併して2006年に誕生した、南城市の市役所もここに。
中城村もそうでしたが、沖縄では、山の上に町が造られていることが結構多いようです。
風が通って気持ち良いからでしょうか。台風の時は辛そうですが。。

自衛隊駐屯地の脇を抜けると、いよいよ橋。
橋に入る直前に展望台があったみたいですが、
気付かぬまま通り過ぎてしまったので、写真はありません。
今にも泣き出しそうな空模様でしたが、豪快な眺望が楽しめました。

橋を渡り切るとすぐの所に、南城市の知念図書館があるのですが、この日火曜日は休館日。
やむなくパス。

その先にあるのは、沖縄最高の聖地とされる、斎場御嶽
以前は近寄り難い場所というイメージでしたが、
いつの間にか観光客が押し寄せるスポットになっていたようで。
聖地は聖地らしいままの方が良いのに、と思わないでも無いですが、
見学できるとなると見たくなります。
しかし券売所での案内によると、往復の道を含めて所要1時間とのこと。
軽い気持ちで慌ただしく訪ねるのも気が引ける場所なので、今回は断念することにしました。

代わりに、数百m先の知念岬公園から、これまた聖地の久高島を拝んで溜飲を下げました。

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知念岬から久高島を臨む

その近くの、知念城跡も訪問先候補だったのですが、案内標識が出ていないので、知らぬ間に通過。
やむなくここも断念。
さっきから断念ばっかりですが。。

気を取り直し、火曜日にも開いている、玉城分館に行くことにします。
スマホの地図を頼りに近くまで来たものの、どこから入るのか分からず、行ったり来たりしてしまいましたが、
玉城村役場の裏手にありました。
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公民館の玄関には、しっかりシーサーが鎮座。
その二階の小さな図書館、と言うより図書室です。

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図書館入口

閲覧席はコロナ対策で使用不可になっており、椅子が机の上に大胆に乗っけられていました。

カウンターの前に、玉城分館のGOODな所として、
雑誌が多い、漫画が多い、英語の本がある、DVDの扱いを始めた、
の4点を掲げていました。
確かに、漫画は規模の割に多いと言えますが、
雑誌はせいぜい20誌ほど。DVDも扱い始めたばかりとのことで、かなり少なめ。

それでも、やはりここは沖縄。
豊富な郷土資料が、しっかり壁を埋め尽くしています。

公民館内は、大音量で音楽が流れていました。
何かと思えば、一階で、民謡サークルが踊りの稽古をしています。
沖縄のおばあは、踊りが自然に身に付いているのかと思っていましたが、やはり稽古は必要なようで。

民具室、なる小博物館もありました。
木製の小舟サバニ、昔の漁の道具などが展示されています。
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丸い郵便ポストも展示品。
沖縄では現役で使われているのも結構見掛けましたが、
やがては博物館でしか見られない存在になっていくのでしょうか。

高台を走るここまでの道では、ずっと眼下に奥武島が見えていました。
せっかくなので、ちょっと寄り道。

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奥武島

短い橋で繋がり、島内にお店が立ち並ぶ様は、
関東で言えば江ノ島のよう。
しかし車で外周を回るとほんの数分、江ノ島より遥かに小さな島です。
天ぷらが名物のようで、たくさんの店がありました。

次は、沖縄に来たら目を背けてはいけない、戦跡へ。

図書館紹介-南城市立図書館