図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

戸田市立図書館下戸田南分室(埼玉県)

開催の危ぶまれた東京オリンピックも何とか始まり、四連休。
最初の二日は大人しくしていましたが、ステイホームにも飽きてきたので、
この日は車で川口に出掛けることにしました。

まずは川口市の隣、戸田市に入ります。
ここはオリンピックのボート競技の会場だったはず、、と思って漕艇場の辺りに来てみました。
特に交通規制も無く、戸田公園の駐車場に車を停めても、オリンピックが迫った緊張は感じられません。
大学生と思しき人たちがのんびり練習をしているのは、いつもの光景。
今更ながらスマホで調べると、、
戸田が会場だったのは1964年大会の話で、今回は会場にはなっていませんでした。
とんだ勘違い。。
しかし、明日からオーストラリア代表が直前練習を行うという看板が出ており、
少しはオリンピックの雰囲気を味わえました。
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ちなみに漕艇場の向かいは荒川。

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荒川

川の向こうは東京都ですが、再びの緊急事態宣言発令にオリンピック渋滞という二重苦の今、
東京都には当分入らないつもり。

続いて、漕艇場の近くの図書館に行ってみます。
カーナビを頼りに来てみると、そこには障害者福祉センターがありました。
図書館の案内はありませんが、ここだろうと当たりを付け、車を停めます。
入口にも図書館の表示は見当たりませんが、本の返却ポストがあるので、やはりここのようです。

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障害者福祉センターの入口

中に入るとようやく、三階に図書館との案内が。
階段で上って奥に進むと、ありました。
戸田市の図書室は、昨年行った美笹分室以来。
あそこは随分小さな所でしたが、ここも負けずに小ぢんまりとしています。

入ってすぐ、コンピュータの本の棚がありました。
技術評論社の、「今すぐ使えるかんたんシリーズ」が棚一つをほぼ占拠。
これはなかなか壮観ですが、逆にこれ以外の本はほぼ無しで、ちょっと残念な品揃え。

雑誌は30誌ほどと、規模の割には多いと言えるでしょうか。
文庫本は2列だけでした。
旅行書も寂しめで、「地球の歩き方」は20冊ほど。

この手の小さな図書室は、児童書の比率が高めというイメージがありますが、
ここは窓の下に児童書が並んでいるだけで、一般書の方が多めです。

スポーツの本はそこそこ充実しており、ジャンル別の仕切りが設けられるほど。
「サッカー」「テニス」「野球」などの人気種目は勿論、「ゲートボール」や「すもう」「つり」まで。
しかし、肝心の「ボート」は見当たりません。戸田と言えばボートだと思うのですが。。

漫画も、目立たないながらも置いていました。
「領袖 ドン」「どんぐりの家」「旅人くん」など、少々マニアックなものばかりで、個性的。
誰かの寄贈でしょうか。

それにしても、窓側の棚の本は、色褪せが激しい。。
ついには読めなくなったのか、タイトルを背表紙の上から貼り直している本も目立ちます。

この図書室、開設は1986年、蔵書数は約1万7千冊とのこと。
近所の下戸田分室が児童書中心なので、やはりこちらは一般書中心というコンセプトの様です。

三階にあるので、眺望も少々利きます。
特にどうということも無い景色ですが、東京都が目と鼻の先ということで、周辺の人口密度の高さは窺えます。

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三階の廊下から

下戸田南分室