図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

東久留米市立ひばりヶ丘図書館(東京都)

ひばりヶ丘図書館」を名乗る施設は、2つあります。
西東京市のひばりヶ丘図書館を出て、次に向かうは、東久留米市ひばりヶ丘図書館。

駅から南西に1kmほど離れた団地の中、
南部地域センターと書かれた施設の中にありました。
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一階は市役所支所。この日は平日なので、人がいっぱいいます。
役所の支所と一体になった図書館はよくありますが、休日に訪ねることが多かったので、人で溢れる光景は新鮮でした。
一階には、小さな喫茶コーナーも営業していました。
この手の店も、コロナ禍で、或いは単に時間外で休業中の姿をよく見るので、ちょっと新鮮に映りました。

図書館は、階段を上った二階です。

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図書館入口

中に入ってみると、視界に入るのは、児童書ばかり。
「えほんの森」なる、読み聞かせの部屋もありました。
もしかして児童書専門か?と思いましたが、右に進んでいくと一般書エリアになっていました。

白い天井に木目の本棚、という内装は、先ほどの西東京市の図書館と似ています。
こちらの方がやや天井が低く、小ぢんまりとしています。

CDはやや古めに見えます。クラシックが多めでしょうか。

窓際にある雑誌コーナーは、カラフルなスツールが置かれ、
向かいは波型の写真集の棚という、お洒落空間になっています。
その裏には、少量ながら洋書が置かれていました。
郷土資料のコーナーは、先ほどの図書館と違い、書籍が多めでした。

新書の棚は、なぜかPHP新書一色でした。
文庫本の棚は、表が時代小説、裏がその他小説。
ここでも佐伯泰英が大人気のようで、何と「古着屋総兵衛シリーズ」「酔いどれ小籐次シリーズ」など、
シリーズごとに仕切り板が差し込まれています。
最近、佐伯氏の本を別置きにするなど、特別扱いしている所をよく見かけますが、
ここまでしているのは初めて見ました。

現在の図書館の開館は、1996年とのこと。
西東京市ひばりヶ丘図書館が1994年開館なので、ほぼ同時期。
蔵書数は約7万冊。これは西東京市のそれの1/4程度と、差を付けられています。
それにしても、隣り合う自治体で同じ名前の図書館を建てるとは珍しい。
私が知っているところでは、東京豊島区の駒込図書館と、文京区の本駒込図書館という例がありますが、全く同名というのは他に思いつきません。
西東京、東久留米の両市民は、図書館の相互利用が可能なので、
隣の市で借りた本を間違えてこちらに返そうとする人が続出しそう。。

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周囲には団地が広がります

ひばりが丘図書館 - 東久留米市立図書館ホームページ