朝、福江港を見守る常灯鼻を拝んでから、
久賀島に行きます。
島での移動手段の手配をしようと、当日朝に久賀島のレンタカー会社に電話すると、当日連絡では対応できないとのこと。。でも何とか、貸してもらえました。前日と同じ電気自動車でした。
後で聞くと、当日対応が困難な理由は人手不足、だそうです。
久賀島への船「シーガル」は一日三便なのですが、悪天候が予想されるため最終便は欠航が決定。
昼に帰らないといけないので、車で走れる時間は実質2時間ほどしかありません。
まず訪れたのは、牢屋の窄。
大勢のキリシタンが改宗を迫られ、拷問の上に殺されたという悲劇の地。
しかもそれが、明治に入ってからの出来事というのが衝撃です。
続いて、折紙展望台。
猛烈な寒風でしたが、四方を見渡す眺めは絶品でした。
寒空の下、椿が咲いています。
そして島一番、というか唯一に近い観光スポット、旧五輪教会へ。
車を停めてから10分ほど歩かないと辿り着けず、船で来た方が便利という陸の孤島ですが、集落には数人の住人がいて、新しい教会も隣にあります。
島全体の集落も含め、世界文化遺産に指定されています。
ここも事前予約しておいたので、若い教会守の方が待っていてくださいました。
この時期は暇なので人に飢えているようで、解説も聞きつつ色んな話をさせてもらい、楽しいひと時でした。
五島で、教会内の撮影が許可されているのは、ここだけとか。
レンタカー屋さんに戻ると、隣が公民館でした。
覗いてみると、事前の調査で実在が確認できなかった、公民館図書室らしきものが。。!
ありそうな情報もあったのですが、五島市立図書館のサイトには全く記載が無いので、あるのか無いのか、実際来るまで不明でした。
職員の人がいて入り辛かったのと、時間も無かったので、玄関から覗いただけなので、詳しいことは書けません。
恐らくハードカバーの小説を中心に、100冊ほど本が並んでいます。
五島市図書館の箱もあったので、福江の図書館とたまに入れ替えているのでしょう。
島民は300人ほどなので、この程度でも充分なのかもしれません。
これだけの情報で記事にするかは迷いましたが、存在を知らしめるためというのと、再訪する機会は無いかもしれないというのとで、あえて久賀島の記事は独立させました。
もうちょっとちゃんと観察しておけば、、と後悔しきりでしたが。
レンタカー会社の人に港まで送ってもらう途中、来られなかった浜脇教会に寄っていただけました。
コロナの影響で休館中とのことで、外から見るのみ。
来た時より一段と風が強くなる中、何も無い港の待合室で船を待っていると、本当に帰れるのか不安になってきましたが、
福江に帰る船はちゃんとやってきました。
次は、見そびれていた、市立図書館本館へ。