図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

鴨川市立図書館(千葉県)

御宿を後に、勝浦を通って、鴨川へ向かいます。

日蓮生誕の地、海辺にある、誕生寺に立ち寄り。

日蓮聖人御降誕八百年の幟がはためいています。今年がそんな節目の年とは、全く知りませんでした。
天津小湊町にあると思っていたら、いつの間にか鴨川市に併合されていたのも知りませんでした。

小湊の港

続いて、こちらも日蓮宗、山の上にある清澄寺へ。
途中の県道は、ループ橋であっという間に高度を稼ぐ、豪快な道でした。
この豪快さは、沖縄のニライカナイ橋に匹敵するのではないでしょうか。あいにく写真はありませんが。

清澄寺

高い山の無いことで知られる千葉県ですが、なかなかどうして、ここからは山と海の雄大な景色が拝めます。

真新しい、と思ったら50年以上経つという、仏舎利塔も。日本とは思えない光景です。

山を下り、鴨川市内、図書館を目指します。
その前に、GoogleMapで見ると、近くに「菜な畑ロード」なるものがあるようなので、行ってみました。
しかし、来てみると、どこにも菜の花畑が見当たりません。季節的には外れていないはずですが。
改めてスマホで調べると、期間限定イベントだったようで、2週間前に終わっていました。残念。。

気を取り直し、図書館へ。
向かいは市役所ですが、街の中心からは離れた、田園地帯にあります。

三角屋根、板敷きの洒落たインテリアです。
子供の本のエリアは絨毯敷。
中は広いですが、人は少なめで森閑としていました。

郷土資料室がありました。
鴨川市、房総全域、県内と分けてあり、なかなかの充実ぶり。
千葉県内の本、資料が豊富で、崙書房「ふるさとシリーズ」なるローカルなシリーズ本も。

AVコーナーも小部屋になっており、3つの視聴席があります。
しかし、それにしてはソフトが少ない。CD、DVD合わせて千もあるかというところ。

雑誌ラックには、よく見ると雑誌の他、貸出可能な郷土資料が「ふるさと文庫」として置かれています。
純粋な雑誌は20誌くらいと、このサイズの図書館としては、かなり少なめ。

外国語の本も少しありますが、英語のみ。
私がいつもチェックする、コンピュータの本も少なめ。
旅行ガイドも、国内海外とも数レーベルと、かなり限定的。
ブラタモリ」はあるのに、定番の「るるぶ」や「地球の歩き方」が無い。
小さな文庫本コーナーがありますが、単行本の棚にも文庫本が混ざって置かれていたり。
少々、痒い所に手が届かない感が拭えません。

外には、「ふれあいルーム」なる離れがあります。

ふれあいルーム

靴を脱いで上がるようで、中には机と、コロナ対策で間引かれた椅子があります。
しかしドアには、学習はしないで、会話は控えて、との注意書きが。
一体何に使えばいいの?という感じですが、コロナ禍で無ければ、おしゃべりしながら勉強や読書ができる部屋なのでしょう。

蔵書数は約10万冊。
玄関前には「定礎平成2年」とあったので、開館から32年でしょうか。

ふれあいルームに行く出口からそのまま外に出ると、50mほど先には、小さな菜の花畑がありました。

菜な畑ロードは見られませんでしたが、ここで少し気を晴らすことができました。

施設案内 - 鴨川市公式ホームページ