清水町の中心部に入ってきました。
サッカーやちびまる子ちゃんで知られる清水市、現静岡市清水区は知っていても、県内に同名の町もあることを知る人は少ないのではないでしょうか。
まずは、柿田川公園へ。
富士からの地下水が湧き出る、湧水の公園。清水町の町名の由来と思われます。
水が噴き出ているのは、紡績工場の井戸だったとか。何とも贅沢な工場。
園内の案内標識には、図書館の文字も。
あまり知名度はありませんが、市街地にあるとは思えない緑に溢れた神秘的、幻想的な世界で、とても面白い所でした。
公園から図書館に歩いて向かう途中、旧町立図書館を発見。
令和2年まで使われていたそうで、図書館の文字が堂々と残っています。
公園内にあった案内板は、ここを指していたのでしょう。
旧図書館と現図書館は、200mくらいしか離れていません。
2年前に出来たばかりなので、ピカピカです。
一階はこども図書館で、一般書は二階。
カウンター内にも階段があり、内部で職員さんが行き来できるようです。
グレーの絨毯に背の高い黒のスチール棚。シックなインテリアです。
地域資料の品揃えは、町立にしてはかなり立派な部類。
県内各地に関する本、資料が大量にあります。
湧水の町だけに、水資料関連のコーナーも。
滋賀県立図書館にもあったのを思い出します。
水関連の本は、背表紙も水色のものがやたら多いことに気付かされました。
カウンター前には、放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、来年の「どうする家康」の関連本が集められていました。
家康は静岡県には深い縁があっても、この辺りには縁は無さそうですが、鎌倉殿の方はまさに地元。
館内そこかしこに、座り心地の良いソファが置かれています。
西の窓向きのソファからは、柿田川公園の緑が遠望。
コンピュータの本は、質、量ともいま一つ。
文庫本も少なめ。時代小説に偏り気味です。
雑誌は50誌ほど。
蔵書数は約8.5万冊。棚には余裕があったので、まだまだこれから拡大していきそうです。
二階には、屋上広場もあります。
子供向けの遊具に加えて、足裏を刺激する石の飛び出た歩道が。
サンダル履きだったので気軽に試してみましたが、洒落にならない痛さ。
一階から吹き抜けの中庭、交流パティオもあります。
町の人々の交流拠点としての役割を担っているようです。
図書館の後は、公園の北隣の大型ショッピングモール、サントムーン柿田川の中にある、幼魚水族館へ。
先月、TBS「情熱大陸」で取り上げられているのを観て、来てみたいと思っていました。
夕方だったので、それほど混んでもおらず、ゆっくり鑑賞できました。
テレビで取り上げられていたのは、海中写真家、峯水亮氏。作品が展示されていました。
入場料1200円はちょっと高い気もしましたが、魚が成長したら入れ替えないといけないので、並の水族館より維持が大変そう。館長の魚愛が随所に感じられ、楽しめました。
外の壁には、公開中の映画「さかなのこ」のポスターが。
さかなクンとのんのサインがと思ったら、館長と広報でした。。
当初の計画では、神奈川県の図書館にも寄るつもりだったのですが、到底そんな時間は残っておらず。
ゲリラ豪雨に見舞われながら、意外に空いている箱根新道、小田原厚木道路を通って埼玉の家に帰りました。