図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

ふじみ野市立大井図書館 [2](埼玉県)

自宅から4番目くらいに近い大井図書館が、移転のため今月いっぱいで休館、との話を聞いて、仕事帰りに寄ってみました。

ふじみ野市の図書館は、ほぼ毎日、夜8時まで開いているという便利さ。
着いたのは7時半頃。この時間にしては、いつになく人が多めな気がしました。

ロビーには、閉館を惜しんでの寄せ書きがありました。

開館したのは、大井町時代の1988年。
子供の頃から通っていました、ありがとう、といったメッセージが涙を誘います。
私も、いい歳になってからですが、大井町立図書館だった頃からの約四半世紀の付き合い。感慨深いものはあります。
写真を撮っていいか聞いたら、人が写らないように職員立会いなら可、という徹底ぶり。

3年前はコロナ禍で、物置きと化していたと記憶している、広めの郷土資料室も復活しています。
地元出身なのでしょう。写真家の嶋田忠、機械工学の古峯龍男といった方々の本が置いていました。
3年前は嶋田氏の写真パネルが展示されていたのですが、期間限定だったのか、無くなっています。

蔵書整理も進めているのか、ロビーの段ボール箱に置かれたリサイクル本も、いつになく多め。何冊かもらって帰りました。

新図書館は、数百m離れた場所に11月14日に開館とのこと。
正確には、書庫の本の貸出は停止するなど、サービス縮小は既に始まっていたようで、来月24日までは窓口営業のみ。
完全な休館は一月ほどのようです。

慣れ親しんだ場所の閉館は寂しくもありますが、それ以上に新しい図書館が楽しみでもあります。

大井図書館の移転及び上福岡図書館の大規模改修工事について