図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

小平市立小川西町図書館(東京都)

所用で多摩地方にやって来ました。
小平市にはブリヂストンの大きな工場がありますが、そこに無料の博物館があると知り、来てみました。

その名も、ブリヂストンイノベーションギャラリー。
世界最大級のタイヤが。

車、バイクはもちろん、飛行機、モノレールなど、あらゆるタイヤが。

しかしタイヤだけだと少々地味、と思っていると、F1カーも展示されています。

ブリヂストンと言えば、自転車も忘れてはいけません。

このビルは免震構造らしく、地下では免振ゴムの見学ができました。
無料の博物館にしては、かなり立派な施設。
平日なので、仕事で来ている風の人が目立ちましたが、親子連れもいました。

西武線小川駅はすぐ近く。
駅の向こう側に図書館があります。

図書館は二階。外階段で上がり、直接入れます。
自動ドアに、「本日は夜8時まで開館しております」と大きく貼り紙が。遅くまで頑張っています。
先には更に自動ドアがあり、その間のロビーでは「草花の名は」の特集コーナーが。
牧野富太郎の本などが並べられていました。
リサイクルコーナーもあります。
2つ目の自動ドアから、中に入ります。
木のタイルの床に、木製の本棚。
どちらもかなり年季が入っています。
入口脇には、妙に大きな洗面台が2つ。

カウンターを囲うコロナ対策のビニールシートは、ビニール紐で天井から張られており、DIY感満載。正直、ちょっと見苦しい。

施設同様、本も全体的に古め。
特に美術書、写真集などの大型本、文学全集は半世紀も前の本が並んでいます。
本棚の上部には、大きく分野名が書かれており、分かりやすい。

参考図書、新聞コーナーだけ絨毯敷でした。

児童書の閲覧席は、机も椅子も長い一枚板。
奥のえほんコーナーも絨毯敷でした。

コンピュータの本はそろなりに置いていますが、やはりちょっと古め。
地球の歩き方」が豊富でしたが、最新版はほとんど無く、数年落ち。

郷土資料も古め。
行政資料、博物館の資料が多めですが、玉川上水の本も多数あります。
雑誌は百誌ほど。

視聴覚資料は無いなと思ったら、カウンター前にありました。しかしあったのは何と、カセットテープ!
当然ながら古く、目に入るのは、美空ひばり細川たかし舟木一夫といった面々。
洋楽もありますが、ボビー・ブラウンビリー・ジョエルなど。
一番若い人は、氷川きよしでしょうか。
横にはCDもありましたが、落語や朗読などがあるだけで、主役はやはりカセットテープ。
まさに、この図書館を象徴する光景でした。

二階から

蔵書数は約12万冊。開館は1980年とのこと。もう少し経っているかも、と思いましたが。多摩地方にはこの頃から建っているものが結構あります。

小川駅までは徒歩数分。行ってみると、駅の周りは広範に渡って工事中。

それを差し引いても、駅前にしてはあまり賑わいは感じられず、お店も少なめでした。

小川西町図書館 | 小平市立図書館