図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

宇都宮市立東図書館(栃木県)

粟野町から宇都宮市へ。都会に入ってきました。
すっかり日が暮れましたが、ここには夜7時まで開いている図書館があります。
JRの線路を越えた駅の東側。
市民センター、市役所出張所もある大きな施設。
夜6時だというのに、駐車場はかなり混んでいます。

玄関も立派。

玄関

図書館は左側でした。

ロビー

中央のカウンター付近は、広い吹き抜け。
ガラス張りの階段が二階に続いています。

入口脇に、小部屋になった視聴覚コーナーがあります。
CDが膨大。1万枚は軽く超えそう。
宇都宮と言えば、近隣の中央図書館栃木県立図書館と、度肝を抜くほどのCDの充実ぶりだったことを思い出します。それらには劣りそうですが。
落語のCDが噺家別に仕切られているのは、初めて見たかも。
しかし、新しいものはあまり入ってなさそう。過去20年以内のものを見つけるのに苦労します。
DVDもありますが、こちらは文化資料的なものと古典映画があるだけで、大したことはありません。

一階は児童書だけかと思ったら、奥には一般書もありました。
クリーム色の棚は一見、スチールかと思ったら木製。

洋書が豊富。
ほぼ英語で、古いペーパーバックが多め。
講談社英語文庫、ナビつき洋書など、日本製の英語の本も多数あります。

郷土資料も膨大。
栃木県に関するあらゆる本があります。田中正造も本が多数。
粟野の図書館にあった「COMICステラ」がここにも。

旅行書も充実。
小さく区切られた棚に、国別に紀行本が多数。
地球の歩き方」「るるぶ」「まっぷる」といつた定番モノのも見事に揃っています。

雑誌も豊富で、200誌超。
外国語雑誌だけで20誌超です。

マンガコーナーもあります。しかし全巻揃っておらず、一部の巻しか置いていないものがほとんど。
文庫本も多く、1万冊はありそう。
絵本コーナーにも外国語のものがありました。

二階は予約制の閲覧室と、科学・技術・ビジネス資料室でした。
地場産業に絡めて、ここにもマンガがあります。
ブリッツェンなる自転車チームがあるらしく「弱虫ペダル」、日本酒を題材にした「いっぽん!!」など。
餃子の本も多数。100冊以上あります。宇都宮餃子に関する新聞記事のスクラップまで。

コンピュータの本も膨大!数の割に、専門的な本は少なめですが。
自然科学の棚には、大学教科書的なものも多数。
企業の技報など、技術関係の雑誌もありました。

一階に戻ります。
カウンター前には、「パスファインダー 調べ方の道しるべ」なる冊子を置いています。
テーマ別に本や情報の調べ方をまとめたプリントで、先日、江東区でも見かけました。
宇都宮市立図書館で作っているようですが、「餃子」「かんぴょう」があるのが栃木県、宇都宮市らしさ。

蔵書数は約36万冊。中央図書館でもないのにこの数というのは、なかなかありません。
開館は1992年。

帰りは、新国道4号で埼玉まで。高速道路を使わずとも快走、快適でした。
先日開通したLRTが見られるかと思いましたが、夜間の上立体交差だったため、全く気付かずに通り過ぎてしまいました。

宇都宮市立図書館 東図書館