図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

所沢市立所沢図書館狭山ヶ丘分館(埼玉県)

所沢にひまわり畑があると知ったので、行ってみることにしました。
ステイホーム生活にも疲れ、久々のお出掛け。

まず訪ねたのは、三ヶ島稲荷神社。
カーナビの地図上の小さな表示を見つけて来てみたのですが、思ったより立派な神社でした。
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周辺は茶畑が広がっています。
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神社からひまわり畑へは、一本道のはずでしたが、道路工事のため大きく迂回。
狭い道をクネクネと進み、ようやく辿り着きました。
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しかし、一見して、くすんでいて下を向いている花が多いのが分かります。
見頃は過ぎていたようですが、それでも意外に多くの人が観に来ていました。
時折まだまだ元気な花も。
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再び狭い道を北に向かい、西武線狭山ヶ丘駅近くまで進んで行くと、図書館があります。
しかし近くまで来てから、なかなか辿り着けません。
道が狭い上に一方通行が多く、カーナビと案内看板を頼りに左折を三回繰り返し、
何とか図書館のある狭山ヶ丘コミュニティセンターに到着。
駐車場も広くはなく、車でのアクセスは少々苦労します。
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一階は市役所支所、老人福祉センターとなっており、
図書館は三階の奥の小さな一室でしたが、人は結構入っていました。

まず目に入ったのは、大きな文庫本の棚。
背の低い人には手が届かない高さまで、本が並んでいます。
貸出の多い作家ということで、井川香四郎、稲葉稔両氏、
そして佐伯泰英鈴木英治両氏は別置きになっていました。
新書も、高い本棚にぎっしり揃っています。

昨年公開の映画「おらおらでひとりいぐも」のポスターが貼られていました。
なんと、この狭山ヶ丘図書館でロケが行われたとのこと。
映像化された作品をあつめたコーナーに、芥川賞受賞の原作本も置いてありました。

新聞は6紙、雑誌は40誌ほど。これで凡その規模が分かります。

児童書エリアの本棚は、さすがに低め。
その奥には、絨毯敷の「えほんのへや」がありました。
その横にはテラスがあるものの、非常出口になっていて、通常は出入り出来ないようです。

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廊下から望むテラス

窓は反対側にもあります。三階なので、眺めは悪くありませんが、見えるのは住宅の屋根ばかり。

小さな郷土資料コーナーは、
秩父などの本も少しありますが、ほとんど所沢の資料に特化しており、なかなか濃密。
郷土の歌人、三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の本が多数ありました。
この辺りは旧三ケ島村で、まさに地元の人のようです。

コンピュータの本は少ないながら、専門的な本も少々ありました。
旅行ガイドも寂しめ。「地球の歩き方」は20冊足らず。

視聴覚資料は、目録のみが置いてありました。
所沢図書館(おそらく所沢分館)から取り寄せてもらえるようです。

大きな写真集は、段ボールに入って机の下に。ちょっと雑な扱い。

蔵書数は約9万冊。
開館は1984年とのことです。

狭山ヶ丘駅までは数百mの近さですが、やはり道は狭くて混んでおり、車だと少々時間がかかりました。
何ともかわいらしい駅舎が佇んでいました。
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所沢図書館 狭山ヶ丘分館