図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

川越市立高階図書館(埼玉県)

年末年始の旅行中に読めなかった新聞を読むため、仕事帰りに図書館へ。

今日訪れたのは、川越市の高階図書館です。
市民センターと一緒になっているのですが、入口には市民センターの表示しかないので、
ちょっとわかりにくいですね。
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2008年に開館した新しい図書館。
開業当時から知っている、数少ない存在です。

当時はここの近所に住んでおり、川越市民だったのにも関わらず、できたことを知りませんでした。
たまたま車で通りがかった際に発見し、近所にこんな綺麗な図書館ができたか、と感激したのを覚えています。

あれから十数年。まだまだ綺麗です。

車で来ると、駐車場の入口の係員に駐車券を渡されます。
利用した施設でスタンプを押してもらい(厳密にはセルフサービス)、出る際にそれを渡すシステムです。

私の場合はたいてい仕事帰りに訪れるため、閉館間際。
出る時には閉館時間を過ぎていて、係員の方は既にいなくなっているので、いつも駐車券が無駄になります。
そもそもここの周りにあるのは、畑と民家と老人ホームくらい。
迷惑駐車をする人もあまりいないと思われるので、正直このシステムは不要ではないかと思うのですが。。

中に入ると、1階に市民センター、小さな喫茶室もあります。
学習スペースが図書館内ではなく階下の1階にあり、中高生で結構にぎわっています。

2階に上がると、いよいよ図書館。
さて、ここの特長は、AV資料が充実していることでしょうか。
DVDの映画ソフトが洋画、邦画とも豊富です。
もはや懐かしさも感じる、VHSのビデオテープも結構置いてあります。

音楽CDも有名アーティストを中心に揃っていますが、なぜかベスト盤ばかり。
開業準備の時、とりあえずベスト盤集めておけばいいだろ、という感じだったのでしょうか。
ちょっと安直な感は否めません。

ついでにもう1つ意見すると、
川越市はAV資料の返却ポストへの返却が不可で、窓口の開いている時にしか返せません。
近隣の市の図書館では大抵返却ポストでも返せるので、できれば改善して欲しいところです。

さて書籍の方はというと、文庫本、新書がかなり充実しています。
これも開業前に集めたのか、まだ綺麗な本ばかり。

今日ここに来たのは夜6時半。
中をぐるりと回って、新聞をめくっていたら、あっという間に閉館の7時。
外に出ると、今日も駐車場には誰もおらず、静寂が広がっています。

周りには何も無いと書きましたが、
東武東上線新河岸駅からは徒歩圏内です。
電車で来たことはないですが、おそらく歩いて10分もかからないでしょう。

新河岸と言えば、駅舎、その周辺とも、東上線の中でも寂しい、良く言えばローカル線風情のある駅として知られていました。
(池袋~小川町間での話。小川町から先はローカル線風情と言うより、本物のローカル線になります。)
近年、駅舎は近代的なものに変わり、駅前も整備されて、随分様子が変わりました。
図書館周辺の、この長閑な光景も少しずつ変わっていくのでしょうか。

施設案内 – 川越市立図書館