図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

富士見市立中央図書館 [2](埼玉県)

約2ヶ月ぶりのブログ更新です。

3月の滋賀県甲賀市訪問の後、
新型コロナの益々の感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発令され、
全国の図書館がほとんど臨時休館に。

全く図書館に行けない、それ以前に外出もろくにできない日々が、
こんなに続くとは、あの頃は思っていませんでした。

しかし5月中旬から、徐々に宣言解除、経済活動の制限も緩和され出し、
地域によっては図書館も再開し始めたようです。

ここ埼玉県は依然宣言下にあり、ほぼ全館休館状態なのですが、
近隣の図書館は、先週辺りから予約資料の貸出だけ再開し始めました。

このような形態の図書館を利用する機会も、そうそう無いこと。
ある意味貴重な体験をしてみることにしました。

仕事はすっかりテレワークになってしまったので、
仕事絡みの本が充実している富士見市の中央図書館に目を付けました。

金曜日にネットで本を予約。
どうせなので、普段でも借りるのに手間のかかる、閉架書庫の本を中心に計12冊。
翌土曜日に取りに行く、という算段を立てました。

そして土曜日。
資料の準備ができたらメールで教えてもらえるはずなので、
心待ちにしていましたが、なかなかメールが来ず。
夕方になって、ネットの利用照会サービスで確認すると、
12冊中4冊が「予約確保」の状態になっていました。
少し時間を置いて再度見ると、5冊に。
更に時間を置くと、6冊に。
今まさに準備してくれているのか、明日の昼くらいには全部揃うだろう、と想像。

翌、日曜日。
引き続きメールを待ちますが、やはりなかなか来ず。
利用照会で確認すると、予約確保が6冊から一向に増えておらず。。

しかも残りの内1冊は、ほぼ自分と同時に予約を入れた人がいたのか、
いつの間にか「貸出中」ステータスになっていました。
これだと全冊揃うのはいつになることやら。。

とりあえず一部でも良いから今日借りに行こう、と決意したところ、
夕方近くになってようやく、6冊用意できました、というメールを受領。

これまた長らく出番のなかったバイクに跨り、
閉館時刻の5時近く、図書館に向かいました。

10分ほどで到着。
駐輪場はガラガラ、入口周りにも人気がありません。

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入口には、一部サービス再開を知らせる貼紙が



中に入ると、カウンター前にはすっかり定番となった消毒用アルコール。
利用者が入れるのはカウンターの前だけで、書棚の方にはテープが張られ、立入禁止になっています。
照明も消され、椅子はひっくり返されていて、異様な雰囲気。
入口脇のリサイクル本のコーナーには、本が並んでいるのですが、机を並べてブロックされていました。

カウンターには私と同様、予約資料を取りに来たお客さんが、数人並んでいました。
私の後にも、続々と人がやって来ます。
予約資料の準備に時間がかかるのも、無理からぬことだと分かりました。

いざ自分の番になり、利用証を呈示。
更に準備作業を進めていただけていたみたいで、結局8冊貸してもらえました。
残り分の催促はあえてせず、おとなしく退館しました。

本当は裏側にも玄関があり、公園と繋がっているのですが、この日はそちらは封鎖されていました。
正面玄関を出てぐるりと回り、公園に行ってみました。

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写真にはあまり写っていませんが、、人々で賑わう公園


その向こうに見える、ららぽーと富士見は、一部店舗を除き依然休業中。
しかし、公園は多くの人で賑わっていました。
マスク姿で走り回る子供たち、キャッチボールに興じる大人たち。

週明けの月曜日には埼玉含む残り全県で宣言解除、との報道が。
もう少しの辛抱です。

 

富士見市立図書館 5月19日(火曜)から図書館サービス一部再開のお知らせ