図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

大網白里市図書室中部分室(千葉県)

長生村から北へ、長閑な光景の中、車を走らせます。
大網白里市に入り、ここでも小さそうな図書館に立ち寄ります。
しかし、カーナビに導かれていざ着いてみると、結構大きな施設でした。

左には体育館もある、コミュニティセンター。
ここの一階に図書室があります。

これもまた、想像していたより立派。
窓の下の低層棚には、地理・地誌・紀行の本が充実。
地球の歩き方」はありませんが、「旅名人ブックス」が揃っていました。

コンピュータ関係の本は百冊弱。質はともかく、量はそこそこ。
これも百冊も無いくらいですが、郷土資料が窓下の棚にありました。
その向かいは文庫本。そこそこの数があります。

雑誌は十数誌と少なめ。
その寂しさを埋めるように、市内の図書館で所属する雑誌の一覧が貼ってありました。

「働くってなんだろう?!」なる特集コーナーが設けられていました。
13歳のハローワーク」「舟を編む」など懐かしのベストセラーから、「私は海人写真家」など独特な仕事を紹介する本まで。
前日に訪ねた千葉市の中央図書館でも、お仕事本の特集をしていました。もうすぐ新年度ということで、仕事とは何かを考えたくなる季節なのでしょう。

入口付近には新着、準新着と思しき棚があります。
棚の上には「今年生誕100年を迎える作家 遠藤周作」の特集が。まだ存命だっけ?えらい長寿だなと一瞬思ってしまいましたが、何十年も前に亡くなっています。
その隣には、「追悼 伊集院静」の特集が。

コミュニティセンターの開館は1994年。図書室もその時からでしょうか。
蔵書数は約4.2万冊。
コミュニティセンターの図書室ということで、おざなりなものを想像していたのですが、意外にちゃんとした図書館でした。

目の前は農地。その向こうには梅が咲いていました。

図書室中部分室(中部コミュニティセンター1階) | 千葉県大網白里市公式ホームページ