図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

千歳市立図書館(北海道)

埼玉から秋田、青森、函館、室蘭、稚内、札幌と鉄道旅を続けてきましたが、復路は飛行機。
最後の地、空港のある千歳に向かいます。

遅めの昼食には、昨夜食べそびれたスープカレーをと、千歳にあるお店を調査済み。
昼のラストオーダーぎりぎりに着く予定でしたが、
千歳線の車中、恵庭駅を過ぎた辺りでうとうとしてしまい、、ふと目覚めると、南千歳!?
乗り過ごした!
慌てて降りて逆方向の電車に乗り、千歳駅からお目当ての店に急ぐも、
既にCLOSE、ちょうど店の人が幟を片付けているところでした。
がっくりと肩を落としつつも、少し先にも別の店があるようなので行ってみると、道の駅のフードコートのテナントでした。
あまり落ち着けませんが、本格的なスープカレーを食べられたので、満足。
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道の駅併設の、サケのふるさと 千歳水族館へ。
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鮭科の魚が中心ですが、淡水魚とは思えない珍しい魚もいます。
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千歳と言えば、空港のお陰で知名度は高いですが、逆にそれ以外の印象は薄いでしょう。
しかし、千歳に空港ができたのも、実は千歳川の鮭が発端、と紹介されていました。
鮭の孵化場の見学含む観楓会が開かれた際、宣伝ビラを撒く飛行機が飛んで、
その縁で飛行機が着陸したのが千歳空港の始まり、とか。
本当か?という感じですが。

しょこたんこと中川翔子さんが飼っていた亀、もいました。
千歳川にインディアン水車を設置した人が、彼女の先祖だそうな。

ここの最大の売りは、本物の川の中を覗けること。
海中公園はたまにありますが、河中公園は日本でここだけ。
最初は何も見えませんでしたが、よく見ると小さい魚がいます。
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しかし、写真で見るとほとんど分からない。
やはり鮭の遡上のシーズンにでも来ないとつまらないな、と思っていたら、
突如、一尾の巨大な魚が出現!
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ガラス越しなので正確なサイズが分かりませんが、60㎝位に見えます。
こいつを見られただけでも、入場料800円の価値がありました。

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千歳川の畔の水族館

夕暮れ迫ってきましたが、ここから最後の目的地、千歳市の図書館を目指します。
2㎞以上の行程ですが、大部分は車道を通らず、千歳川の河原を通って行くことが出来ます。
途中、ちょっとした難所もありますが。
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千歳神社の鳥居と、その奥に階段が見えてきました。
川沿いに歩けるのもここまで。
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行き過ぎてしまったかと思いましたが、せっかくなので神社の階段を上っていくと、
林の中を通って、下に下りずにそのまま図書館に行くことが出来ました。

森の中に突如現れるという、北海道らしいロケーションの図書館は、
煉瓦調の立派な構えに煙突付きという、これまた北海道らしい建物。
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中に入ると、丸いアーチ状屋根の部分の先には、ステンドグラスが。
許可をもらったので写真を撮りました。
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郷土資料コーナーには、アイヌ、鮭などの資料が置かれています。
さっぽろ文庫はここにもありました。

歴史のある図書館の様で、
漢詩大系、中国古典文学大系など、なかなか渋めの全集本が目立ちます。
マルクス・エンゲルスレーニン夢野久作八木義徳寺山修司直木三十五
等々、作家別の全集も渋好み。

作家さんのサイン色紙も多数、飾られていました。
私の知っているところでは、小路幸也東直己(「探偵はバーにいる」の著者)、宮下奈都、上橋菜穂子などの大物が。

そろそろ千歳駅に急がねば、と思って出ようとしたら、
向かいに、長見義三・畔柳ニ美の資料展示コーナーがあるのを発見。
共に芥川賞候補歴のある作家。
長見氏は隣の長沼町、畔柳氏は千歳の出身のようです。
著作や写真が展示されていました。

昭和63年、即ち1988年に開館したというこの図書館、
蔵書数は約29万冊と、この旅の締めに相応しい立派なもの。
休館日も原則月1日のみ、と頑張っています。
そう言えば、北海道上陸して最初に訪問したのも、偶然にも千歳図書室でした。

目の前にバス停があるものの、本数が少なくて使えないので、千歳駅まで歩きます。早足で約20分。

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千歳駅

空港で、最後に北海道らしい夕食を摂りたかったのですが、
時間の余裕が無くなり、結局最後の晩餐は、北海道らしさの欠片も無いきつねうどん。。

成田空港からは、フリーきっぷを最大限に活かし、極力JRで帰ります。
船橋西船橋北朝霞、と乗り換える予定でしたが、
また電車内でうとうとしてしまい、気が付いたら船橋駅を通過!
乗り換え検索アプリで必死に調べるも、この日の内に北朝霞経由で家に帰れるルートは出てきません。
万事休すか。。!?
しかし、冷静に一区間ずつ調べていくと、
錦糸町秋葉原南浦和乗り換えで、何事もなく乗車予定の東上線の電車に追いつきそう。
乗り換え検索アプリは本当に信用ならん!というのを旅の最初と最後に学び、
無事家に着いたのは深夜1時でした。

7日間有効の北海道&東日本パスは、初日のほぼ始発から最終日のほぼ終電まで、使い倒し。
過去には、落としたのに気付いて取りに戻って旅程を狂わせたり、
終盤ヨレヨレになって自動改札を通れなくなったり、と色々ありましたが、今回は大丈夫でした。

今回の旅では、5道県の14の図書館を訪問。
北海道の図書館は、どこもアイヌの資料が置かれているのに地域性を実感しました。
旅のお友の本を、リサイクル本コーナーで調達しようと思っていたのですが、
結局リサイクル本を見掛けたのは1館だけ。
幸い、車窓の眺めが楽しかったので、家から持って行った本だけで事足りました。

千歳市立図書館